こんにちは、参議院議員の西田昌司です。今日6月22日で、本来なら通常国会150日間の会期が終わり、閉会される予定でしたが、民主党内で紆余曲折があり昨日70日間会期を延長することが決まりました。これによって通常国会は8月31日まで続きます。
震災復興でやるべきことが山積していますから、会期を延長すること自体に問題はありませんが、彼らは一体何を審議するために延長したのでしょうか。その内容がはっきり示されていません。
幹事長会談では、50日の延長で合意がなされたようですが、一転して菅氏が70日にこだわり、会期を延長することになりました。一体、8月31日まで国会を開く狙いは何処にあるのでしょうか。
それは9月に選挙を行うことを狙っているからと考えられます。解散をすれば40日以内に選挙を行わなければなりませんが、8月上旬まで政権が持っていれば9月頭に選挙をすることができます。
8月6日、9日のいわゆる広島・長崎原爆記念日の式典に総理として参加をし、それから解散をし、反戦を誓うとともに反原発で原子力発電そのものを廃止していくと宣言をして、選挙をすれば、選挙に勝利できるという算段なのでしょう。
先日イタリアで行われた原発の是非を問う選挙では今般の原発事故で世論が大きく動いた結果、脱原発の方向に指針が決まりました。そのようなことを総合すれば、菅氏が自分の延命のためにこれを利用することは十分考えられるわけです。先日の両院議員総会の時には、「原子力の問題を収束したら、若い人に権限を移していく」と、自分の退陣を匂わせる発言をしていましたが、その時に菅氏が思っていたことは、どうすれば自分の総理生命を延命できるかの一点であり、目の前の不信任案は否決できたが、このままではいずれ辞めなくてはならないと葛藤していたのだと思います。