ドイツの多文化主義は、完全に失敗した。メルケル独首相が、自党の青年部の会議で述べた。2010年9月16日。
メルケル氏は、CNNのインタビュー番組「コネクト・ザ・ワールド」でも同じ考えを示していた。同番組でドイツのイスラム系住民について質問された同氏は、「今や誰もが、移民は我が国の構成員であると理解している。しかし、彼らは同じ言語を話し、ドイツで教育を受けるべきだ」と答えてる。
http://www.stumbleupon.com/su/33OlRi/www.youtube.com/watch%3Fv%3DRxhIamUjBA0/参照動画:多文化主義の失敗例、ドイツの学級崩壊
メルケルが指摘したとおり、ドイツ人は昔から外国人と正面から向き合うことを拒んできた。ドイツは1960年代から、ヨーロッパ南部やトルコからの出稼ぎ労働者の受け入れを始めたが、彼らは定住して子孫を儲けても市民とは認められず、暫定的な住民の扱いを受けた。
ヘルムート・コール首相は98年に退任するまで、ドイツにおける移民の役割は大きくないと言い続けた。外国人が既に人口の9%近くにまで膨れ上がっていたにもかかわらずだ。
移民から目を背けてきたドイツは、出稼ぎ労働者ら移民たちの社会への統合を阻むルールを作ってきた。彼らをよそ者扱いすべく、厳しい市民権取得条件が設けられた。一方で、血統主義を重んじ、祖先にドイツ人がいるロシア人などは簡単に市民権を取得することができた。
コールが退任してゲアハルト・シュレーダーが首相になった後、市民権の取得条件は緩和されていった。だがそれでも問題の解決には程遠い。ドイツ最大の少数民族グループであるトルコ系住民の一部が政治や芸術、ビジネスの世界で成功してはいるが、単一文化的なドイツ社会で孤立しているトルコ系住民も大勢いる。
http://www.stumbleupon.com/su/295R4Z/www.youtube.com/watch%3Fv%3Dr_RfSzawKUQ/参考動画:オランダの悲劇、多文化共生がもたらしたもの
http://www.stumbleupon.com/su/2LNWcf/www.youtube.com/watch%3Fv%3DeXKSQ8lxwDU/参考動画:やがてベルギー人のいなくなる町、ベルギーの首都ブリュッセル
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